アウトドア・ライフ・・・スーパービギナーへの道

アイスス・ケートとインライン・スケート

入りやすさ度 ☆☆☆☆☆


アイス・スケート


秋も深まってくると、俄かにアイススケート・リンクがオープンしますね。
最近では、フィギア・スケート人気で、ぐっとお客さんが増えたような気がします。
オープンが丁度、クリスマスの時期と重なるためか、イルミネーションでライトアップしたり、
花火を打ち上げたりと凝った演出も増えて、彼氏・彼女にとっては、デート・スポットの一つとして
魅力的です。

さて、イチローがアイス・スケートと出合ったのは学生の頃、寮のそばにアイス・スケート場がオープンした時です。
さっそく、年間パスを購入し、毎週のように土曜オールナイトで朝まで滑っていると、バイトにスカウトされました。
アルバイトをしながら、さらにスケートが上手くなっていく実感がありました。
もうちょっと続けていたらホッケー・チームに入るか?というところで卒業でしたけどねぇ。
そういう訳で、スケートを始めた当時から、教えてくれる人がいたわけで、
よくよく考えると、ちゃんとインストラクターが基本から教えてくれたスポーツはこのアイス・スケートだけのようです。
おかげさまで、僕の方も資格はないものの、インストラクターのお手伝いをする事になりまして、
小学生などを教えておりました。

スケート場のバイトって、オイシイんですよ。
なんてったってスタッフ・ジャンバーが目立ちます。
女の子のグループなんかが「教えて~!!」って、集まってきます。
スキーと違うのは、立つところから教えるし、でっかい板がないので、手を取って教えられますよね。
教えられるって言うと聞こえはいいですが、実際は手を引っ張ったり、こけそうになるのを助けたり、
こけて起きられなくなっている子を抱き上げたりとか、かなり役得でしょ。
抱きつかれて「すいませ~ん」なんて言われるんですけど、
「すまんことはないです。嬉しいよぉ!!」ってなもんでした。(*^o^*)
氷上整備の時って、お客さんがフェンスに集まって、水押しをしてるところをジ~って、見るでしょ。
その中でたった今、教えてあげた子が手を振ってくれたりするんですよねぇ。
しょーもない事ですが、こういうのがけっこう嬉しい。
帰るときは、「また来てね~」なんて声かけたりしてね。
うーん、楽しい思いでだぁ!!

もちろん、デートの時も絶大の効果を発揮しました。
スキーでは絶対にできない「手を繋いで滑る♡ 」っていう技(技かぁ?)が使えます。
とりあえず、滑り方を教えてあげるだけで喜んでくれるし、
氷上整備の後に、スピード滑走というある程度滑れる人だけを対称にイベントをやるところがあって、
これに出たあと、戻ってきて彼女の手を取ると、すっごく嬉しそうにしてくれるんですよね。
なんか、がんばって滑っちゃおう!!って気になりますよ!!

ね、ね、スケートで滑れると、すっごく得しそうでしょ。
ぜひチャレンジしてみてください。
簡単だし、費用もそんなにかからない。
始めやすさ度は、満点の★5つですよ。





まずは、年間パスだ!!


スキーと違って、スケート・リンクは自宅から近いケースがほとんどだと思います。
そういう場合は、思い切って年間パスを購入してください。
たくさん滑る事が上達に繋がります。イチローもそうでした。

もう一つ上達のきっかけは、「自分の靴」を持つ事です。
正直言ってレンタルの靴では、上達は無理だと思います。
靴が悪いってわけじゃないんですが、万人が使ってる靴だと、形が壊れてエッジを立て難いんですよ。
もう一つ、スケートの靴も手入れが必要です。
特に金属でできているエッジの部分は氷を削るたびに、エッジの方も削れてくるので、
だんだん滑りにくくなります。
ですから、手入れはかなり神経質になるはずなのですが、レンタル用は、エッジの手入れなどしません

もっと書くと、エッジが丸まって、滑りにくくなったら電動やすりで刃を立てるのですが、
この研ぎ方にもいろいろあります。
詳しくは書きませんが、普通に削る「平と研ぎ」と、強力なグリップを得られる「溝研ぎ」があります。
イチローの場合は、後者「溝研ぎ」です。
どうですか?安いので構わないので、自分の靴を購入すると全然違いますよ。

でも、イチローの場合は、買ってないんですよねぇ。
どうしたかと言うと、レンタルの中で状態の良いものを見つけといて、それを自分用にキープしてたんです。(⌒・⌒)ゞ
バイト代が貯まったら靴を買おうと思っていたのですが、こういうところってバイト代、安いんですよ。
当時バイクにもハマっていたんで、そっちに消えたらそれっきりでしたね。
おかげさまで、レンタルもいろんな種類を借りてみたので、フィギア、スピード、ホッケーと、
ある程度履きこなせるようになりました。

という事で今持っている靴は卒業後に買ったものなんです。
ま、何が言いたいかと言うと、良い靴でなくてもいいので、自分の靴でないと上達は無理という事です。


うまくなるには

普通のサイトだと、「まず、足をハの時に開いて、膝を曲げます・・・。」なんて解説を始めるんでしょうが、
ここはスーパービギナーのサイトです。
そんな常識的な事は、スケートの専門サイトでごらんください。(爆!!)
スーパービギナー的な上達法は、「通え!」です。

スケートは、スキースクールのように素人向けのレッスンなどはありませんので、積極的に行かなければ
教えてもらえません。・・・って誰に?
それを見つけるために通うんですよ。
スケートの場合、スキーと違って「近所」の人が通ってるケースが多いです。
ですから、決まった曜日の決まった時間には、何人か決まった人が来ています。
スケート・リンクは、街にあるので、そういう特徴があるんだと思います。
ですから、通うことで自然に知り合いが増えてきます。
そうすると、お互い教え合えるので、上達してくるわけです。
イチローの場合、そうやって通って知り合いになったのは、バイトのお兄さんでした。
もちろん、スケートはかなり上手い人だったので、すぐ教えてくれましたよ。
おかげさまで、メキメキ上達した上、バイトに誘ってくれて、一石二鳥でした。\(^ω^)/

前にも書いたように、けっこう女の子は積極的に「教えて~!!」と寄ってきます。
まぁ、男だとそういう事は無理でしょうが、「教えて」と言われて断るようなヤツは、
上手くなれませんので、上手い人はたいがい教えてくれるでしょう。
普通に滑るだけなら、スケートなんて、その程度で十分滑れるようになります。
もちろん、「トリプル・アクセルを教えて」なんていう注文は無理だと思いますが。(^_^;)


靴の選び方

スケートの靴には、大きく「フィギア」「ホッケー」「スピード」の3種類があります。
それぞれ、さらに細かく分かれるのですが、ここでは3種類という事で大別します。
この中で何を選べばよいのでしょうか?

まず、靴の違いを見てみましょう。
普通にスケートの刃(エッジ)は、下のようになっていると思いませんか?
実はこれ、ホッケー用なんです。(絵が下手なのは、カンベンしてくださいm(_ _)m)



僕は基本はホッケー用だと思っています。
普通に滑るのに一番適している、車で言うところの、走る・曲がる・止まる、の3項目でバランスよくできています。
しかし、普通にレンタルしてくれる靴は基本のホッケーではなく、「フィギア用」です。

「レンタルってフィギア用なの?知らなかったぁ」って人いませんか?
知らなくて当然、スケート靴を貸してくださいと言うと、フィギア用が出てきますから。(´ω`。)
今度スケート場に行ったら確認してみてください。
エッジは下のようになっているはずです。




赤丸の中のギザギザに注目してください。
「何だ?このギザギザは?」って思ったでしょ。
知らないんですよねぇ普通、こんなギザギザが付いてることを。

このギザギザ、トゥピックって言うフィギア・スケートの一番の特徴です。
もちろん、フィギアの演技をするために、このギザギザが付いているのですが、
靴をレンタルする人が演技をするわけないですよね。
じゃなぜレンタルはフィギア用なのか?・・・おー引っ張るなぁ!!
答えは、フィギア用なら、氷上を歩けるからです。

初めてスケートをする人は、まず、氷上を道路と同じように歩こうとします。
ところが、ホッケー用やスピード用のように、ひっかかる部分が全くないと、
全然前に進めないんですよ。
進めないどころか、体重だけが、前のめりになって足は空振りという不安定な状況になり、
すぐに転んでしまいます。
通常歩く時、最後につま先で、地面を蹴るような感じになるでしょ。
フィギア用の場合、つま先にトゥピックがあるので、これが氷に噛んで前に進めます。
ですから、フィギア用を使うことにより、リンクに出たとたん即転倒という事態だけは避けられるんです。
これがフィギア用をレンタルにしている理由です。

スピード・スケートは、形状的にはホッケーと同様に基本的な形です。
特徴は、エッジの薄さにあります。
スピード・スケートの場合、目的は「速く滑る」事にありますので、いかに氷との摩擦を少なくするかがテーマになっています。
さらに、抵抗を減らすだけでなく、コーナリングでエッジが踏ん張れないといけないので、
横方向の力に耐えるため、エッジが長くなっています。
細かいところまで言うと、かなり軽量化されているので、靴の皮が薄く、足首の安定感も少ないようです。

実際使用してみると、「とにかく速い」というのが印象です。
軽く蹴っても前に進むし、一度進み始めると、ほとんど減速しません。
狭いリンクでは3度ほど氷を蹴れば、端から端まで行ってしまいます。
難点もいくつかあります。
まず、前述のように足が安定しないので、フォームにはかなり気を使います。
非常にデリケートな滑りを求められます。
また、エッジが長いので、コーナリングの時に足をクロス(中級テクニック)する時に、引っかかってしまいます。
実は、「クロスしにくい」という事で相談したところ、ショート・トラック用を貸してくれた事があります。
これはエッジが短いスピード・スケートのようなもので、絶対速度よりは、コーナリング性能を
重視した作りになっています。
正直言って、これはかなり面白い靴だと思ったのですが、
やはりフォームをキッチリ決めなければ滑れない、デリケートな靴である事には変わりありません。
あと、エッジが薄いので、急制動がやりづらいのも、スピード・スケートの特徴でしょう。

大したことではないのですがスピード・スケートについて、もう一つ。
それは、「寒い」という事です。
普通に滑るときは、他のお客さんもいるので、競技のようにスピードを出せません。
だから比較的ゆっくりしたスピードで滑るわけですが、前述のように3回ほど蹴れば、
端から端まで行ってしまうので、ほとんど運動しないわけです。
氷の上ですから、当然寒いわけで、ここでほとんど運動しないとなると、そりゃ寒くなります。
ですから、イチローの印象は、スピード・スケート=寒いです。

結論!!普通に滑るなら基本のホッケー用だ!!\(^ω^)/
↓こういうヤツ



イチローが持っている靴は、COOPERというメーカーのホッケー用です。
やはりホッケー用は基本ですからね。基本は押さえておかないと。
それに、小回りが利いて、人ごみの中を縫うように滑るには最高です。
ジャンプなども、簡単にできるし。

フィギア用はダメってわけじゃないんですが、あのギザギザがかえって引っかかって邪魔なのと、
正直言って、僕は踊りませんからね。
それにカッコイイのはホッケー用ですよ。

ホッケー用と言い切った後で書くのもどうかなんですが・・・
女性の場合はホッケー用はデザイン上の難点があるかもしれません。
もちろん女性にとっても、ホッケー用でデビューするのが一番上達の早道だと思うのですが、
なにせホッケーは男のスポーツという感じで、デザインがゴツイ!!
ですから、女性がデザイン優先で、白いフィギア・スケートをゲットするのも、
もちろんアリだと思います。

↓こういうヤツ


フィギアの場合は、ギアを引っ掛けない(氷の上を歩かない)ように気をつければ問題ありません。
ちゃんと滑るには、やはりちゃんと誰かに教わった方が良いでしょう。

最後に靴を買う場所ですが、これは通常のスポーツ・ショップには売っていません。
スケート場で売っているものなので、スケート場のスタッフに「靴が欲しい」という話をしてください。
その時、ついでにいろいろ聞いて、スタッフと知り合いになってしまいましょう!!
これこそ上達の早道です。


と勧めておいてなんですが、やはりスケート場で買うと少々お高い気もします。
ある程度滑れる自信があるのなら、ネット通販でも問題ないかと思います。
スケート場に在庫などないので、試しに履いてみるなんて事は、なかなかできないと思いますから。

*とりあえずヤフオク↓などで安いのゲットするのも手ではないでしょうか?
 4~5千円ぐらいで落ちるものもあるようです。






さらに上手くなるためには


スケートの場合、単純に滑るだけなら前述のように「通う」「靴を買う」の2つを押さえれば自然と上手くなります。
滑るだけならその程度です。
しかし、滑るだけなら単なるビギナー、もう少しがんばってスーパービギナーを目指してください。
スーパービギナーの基準は、リンクで目立つ!!です。

目立つためのテクニック第一段階。
・ コーナリング・テクニック(クロス)
・ 綺麗に止まる。(ニの字ストップ)

とにかく誰でもいいから、上手い人を捕まえて、上記の二つをマスターしてください。
これだけで、とりあえず、素人を「おー!!」と言わせる事ができます。
あ、ついでに書きますが、バックはテクニックに入りませんよ。
後ろに下がれて自慢する人がいますが、そんなの初日からできます。
・・・・教えてくれる人がいればですけど。(;^_^A アセアセ・・・

目立つためのテクニック第二段階。

・ タイト・コーナリング(キャーリング)
・ ジャンプ
・ バックのクロス、キャーリング

正直言ってイチローは↑ここまでです。
この中で難しいのはキャーリングだと思います。
イチローなどは、キャーリングをやってる人を見ると、「こいつは上手いな」って思うんですど、
本当は基本テクニックなんですよねぇ。
ですから、ここまでなら特にスケート教室や、ホッケーチームに入らなくても、
十分に滑れるようになります。
普通に滑れるだけで、通常のリンクの上では十分目立つことができるし、
女の子にモテモテは間違いないです。
リンクから出たらどうなるか責任は持てませんけどね・・・(^_^;)


アイス・スケーエキスパートになるには、

ここから先は、競技の世界なので、専門的になってきます。
イチローが若干でも知っているのはアイス・ホッケーです。
しかし、横でフィギアの練習もしていたので、似たようなものかも???

とにかく、競技をするにはチームに入らなければ話になりません。
フィギアなら、フィギアの教室に入ることです。
チームは、ホームリンクを持っていますから、リンクの関係者に話しを聞けば、チームを紹介してくれると思います。

リンクは昼間は通常経営をしているので、練習は夜間になります。
夜11時からの練習とかザラで、始めるにはそれなりの覚悟が必要でしょう。

競技の中でハードルが高いのはスピードだと思います。
スピードの場合、リンクがあれば良いというだけでなく、ちゃんとトラックでなければなりません。
オリンピックで見るような巨大なリンクが必要なわけで、そういうリンクは日本中どこでもあるわけではありません。
近所にそういうリンクがあれば良いのですが、遠方だとかなり大変だと思います。

いずれにしても競技を始めと、他のスポーツにはないハードルがスケートにはあると思いますので、
それは十分に検討されてください。


つづいては、インライン・スケートです。
ローラーブレードと言う人も多いですね。
あ、ローラースケートではないので、その点は押さえておいてくださいね。
ヒカルゲンジとは違います。・・・って古いなぁ。(;^_^A アセアセ・・・

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