アウトドア・ライフ・・・スーパービギナーへの道

アウトドアな日常

入りやすさ度 


見る夢と、現実の夢


マイホームの夢を見るのは簡単ですが、いざ実現しようとすると大変です。
前にも書いたように、うちの場合は特に準備をしていませんでしたから、なおさらでした。
そこで家作りについても「スーパービギナー」の本領を発揮したのです・・・???
要するに、途中からあまりこだわらない事にしたのです。
マジメな話、完全に希望どおりにしようとすると、時間も費用もベラボウにかかってしまいます。
その事に気づくのに、そんなに時間がかかりませんでした。

大きな買い物をするのに、考えるのは予算ですよね。
うちのように、ごく普通の家庭はキャッシュで家を建てるなんてできませんから、
当然ローンをいくらくらい借りられるか(いくらなら返せるか)という話になります。
不動産屋や銀行の人と話して「だいたい、こんなもの」程度の金額が出てきましたが、
果たして、これが高いのか安いのか、自分では????
家など買った事ありませんから、いくらぐらいかかるのか、とにかく聞いてみるしかありません。
さっそく設計士さんにその予算を伝えると、低予算のはずだったんですが、
快く?検討していただけるという事で、お伺いしました。
予算の他には、家族構成、引越しの時期、あと景色が良いので2階リビングにして欲しい、
などの要望を電話で事前に伝えておきました。
それでは、設計士さんとの会話を紹介しましょう。


初対面の設計士:   どんな家がいいですか?
   僕      :   ログハウスです。(明るく)
  設計士    :   (間髪いれずに)無理です。
   僕      :   ( _ _ )..........o



なんと、いきなり「無理」と言われてしまいました。(--、)涙!

そりゃ確かに予算は低い!それは判っていたんですが、一言目に「無理」ですよ。
かなりショック!!
僕が「えー!!」というような顔をしていると、設計士さんの説明が始まりました。

設計士: 同じ間取りでもログハウスの場合2割高になります。RCで3割高ですね。
      それと、ログは手に入りにくいので、引渡しの納期に間に合いません。

   僕 :( _ _ )..........o

ここまで来て、「そうですか」と引き下がれませんので、さらに聞いてみました。


  僕  : あの~・・・せめて「ログハウス風」になりませんか?(かなり弱気)
設計士 : それなら、できますよ。(平然と)



おお~!!ログハウス風ならできるのか!よーし!!
でも、「ログハウス風」って、どんな家???

次は向こうから聞いてきた、


設計士 : ひょっとして、薪ストーブか暖炉をお望みですか?
 僕   : 実は、そうなんです。
設計士 : うーん・・・



おいおい、ここで頭を抱え込むか???
やはり薪ストーブもマズイのかなぁ?

設計士が言うには、僕の希望していた間取りの2階リビングにすると、薪ストーブが2階になるので、
1階が全然暖まらないらしいのです。
さらに、「煙突のメンテナンスが大変だ」という話になり、とりあえず検討材料になりました。
検討という事は「無理」ではないらしい。(^_^;)

そこで薪ストーブについては、帰宅してからいろいろ調べました。
そして判った事は、燃料になる「薪」が灯油に比べると、かなり高価で、光熱費がかなりかかるという事です。
この事で、奥さんが「反対」の立場になってしまい、このまま突っ走ると夫婦仲が危うくなってきました。
それでも、粘ってみたのですが、結局2階リビングがネックとなり、薪ストーブも断念という事になりました。
まぁ、将来の目標ということで、楽しみを先送りした感じで納得・・・してないんですけどね。
ここでゴネたら、全然家が建ちあがらない雰囲気になってきたんですよね。
ガックシです。(-。-;)ボソ
まぁ、2階リビングを優先したわけですから、しょうがないと言えば、しょうがないですよねぇ。
薪ストーブは、将来リフォームしてリビングを1階に移すときに導入する予定です。


それでもめげない、アウトドアな家

すったもんだのあげくに、なんとか建ち上がった我が家。
小さな夢になってしまいましたが、とりあえずマイホームの夢は実現しました。
設計士さんが最初に言った「ログハウス風」ですが、果たしてどうだったか?

外壁は、チープなサインディングを使っているんですが、
内装は、床、壁ともに、ほとんどの部分を杉の一枚板にしています。
中に入ってしまえば、目にするものは、ほとんど木なので、お客さんに、
「これログハウス?」と聞かれます。
それぐらい見事に、それらしく仕上がってますね。
さすが、設計士はプロ!
言った事は、ちゃんとやってくれます。

で、肝心の火遊びはどうなったか?
おかげさまで、庭が少しできたので、焚き火台を購入して、楽しんでいます。
家の中のように楽ではないですが、やっぱり外の方が気がねがないというか、
汚れる心配がないので、これはこれでいいかな。
いろいろダッチ・オーブン料理をしていたら、友人が3脚をプレゼントしてくれました。
今では大活躍ですよ。

ちで使っている焚き火台、3脚、ダッチオーブンです。
場所は、我が家の庭。


よくウィンド・サーフィンの友人が来てくれるんですが、
ダッチ・オーブンを使った焚火料理を出すと、
けっこう喜んでくれるんですよね。
これがまた楽しいんですよ。
また、庭で採れたトマトやキュウリを使って「自家製の野菜」なんて
言って食べさせると、すごく喜んでくれます。
普通の野菜なんですけどね。(^_^;)
こんな事、アパートでは無理ですからね、
家があってこそのアウトドアライフだと実感します。


アウトドアのための工夫


僕のように、スーパービギナーを長く続けていると、とにかく道具が増えてきます。
アパートの時は、大部分を実家に置いていたのですが、やはり手元に置いておきたいので、
収納をどうするかが大問題でした。
しかも移動は車ですから、「車に積みやすい」のが条件になります。
もう一つの問題、それは「長物が多い」というところです。
最も長いものは、ウィンド・サーフィンのマストで、4メートルほどあります。
ボードも3メートル以上だし、1.5メートルほどのスキーに至っては4セットありますから、
ストックも合わせると、長いものをどうするかはけっこう大問題です。

そこで設計士さんの提案ですが、まず階段を駐車場側に持ってきて、階段下収納を
駐車場側からアクセスできるようにドアを付けました。
家の家は、駐車場から一段高いところに建っていますので、一見すると地下室のように見えるのですが、
実は階段下収納(倉庫)なので、2階の床の高さまで天井を高くする事ができます。
これで、ボードは簡単に入ります。
それでも入らないマストはどうするか?
これは倉庫から床下へ穴を開けておき、床下に突っ込むことで解決しました。
床下って、何も使えないと思ったら、長物を収納するのに丁度いいスペースだったんですよね。
4メートルぐらいだったら楽勝で入ります。

さて、この階段下を利用した倉庫、一見地下室に見えるので、これを地下室と考えるか?
実は、地下室を作ると床面積が増えるので、固定資産税が増えてしまいます。
したがいまして、うちの場合、ここはあくまでも「点検口」という事になっています。

実際に使ってみてどうか・・・、はっきり言って、これば便利です。
倉庫から車まで、約1.5メートルほどなので、積み込みが全く気になりません。
また、倉庫入り口に軒を付けているので、雨が降っていても、濡れずに積み込みができます。
僕のように、車にたくさん荷物を積む人には、かなり便利なレイアウトだと言えます。

実は、元々予算が少なかったという事で、問題が発生しては青くなり、
事件が発生しては赤くなり、という感じで、とにかく家を建てるのは大変だというのが印象です。
それだけに、建ち上がった時は、それなりの感動もあるものです。

次は、実際どのように、家を使っているかを紹介しましょう。\(^ω^)/



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